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診療内容

便秘・便通異常外来

便秘・便通異常でお困りの方へ

「たかが便秘」と、一人で悩んでいませんか?
​その悩み、専門医に相談してください。
​「毎日便が出なくて、お腹が張って苦しい」
「急に便意に襲われて、外出するのが不安(下痢・軟便)」
「市販の下剤がないと不安で手放せない」
これらは決して「体質」のせいだけではありません。

​姫路市東辻井の「辻󠄀井はやし内科」では、こうした「お通じ」の悩みを専門医として根本から解決していきます。
同じような悩みを持つ方は沢山いますので、恥ずかしがる必要はありません。
​多くの患者様が「たかが便秘」と放置したり、市販の下剤(刺激性下剤)を自己判断で使い続けて、逆に腸を痛めたりしています。
当院では、単にお薬を出して終わりではありません。「なぜ便通が乱れているのか」という根本的な原因を探ります。

​こんな悩みはありませんか?

どちらかに当てはまる方は是非ご相談ください。

​Type A:慢性便秘の方

​[ ] ウサギの糞のようなコロコロ便しか出ない
​[ ] 排便しても、なんとなく残った感じ(残便感)がある
​[ ] 市販の下剤(ピンクの小粒など)の量が増えてきた
​[ ] お腹が張って、ガス(おなら)が溜まって苦しい

​Type B:過敏性腸症候群(IBS)の方

​[ ] 緊張するとお腹が痛くなる、下痢をする
​[ ] 便秘と下痢を数日おきに繰り返している
​[ ] 病院で検査しても「異常なし」と言われたが、症状が続く
​[ ] 通勤電車や会議中、トイレに行きたくなったらどうしようと不安

​【重要】便秘を放置してはいけない理由:寿命との関係

辻井はやし内科の「便秘・便通異常外来」画像

​便秘は長年、「死ぬことはない病気」だと軽く考えられてきました。
しかし近年の研究で、『便秘を放置すると、心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中など)のリスクが高まり、寿命が縮まる』ことが明らかになっています。
​米国の研究(便秘患者と非便秘患者を15年間観察)によると、便秘がある方の生存率(生き残る確率)は、そうでない方よりも有意に低いことが分かっています。
便秘によって「いきむ」際の急激な血圧上昇や、腸内環境の悪化が全身の血管や自律神経に悪影響を及ぼすためと考えられています。
​便秘・便通異常は、QOL(生活の質)を落とすだけでなく、命に関わる「立派な病気」です。早めの治療が、将来のあなたの健康を守ります。

​「便秘」の裏に隠れた病気を見逃さないために

​便秘や便通異常の治療を始める前に、一つだけ確認していただきたいことがあります。
それは、「腸が狭くなっていないか(がんやポリープがないか)」ということです。
​もし、大腸がんやポリープが原因で便が詰まっている場合、いくら便秘薬を飲んでも治りません。それどころか、発見が遅れるリスクがあります。
​当院では問診や診察で、怖い病気がないことを確認した方がよい方には大腸カメラを提案し、安心して便秘の治療を始めます。
鎮静剤を使った「うとうとしながら受けられる検査」など、なるべく負担を小さくする工夫をして検査を提供しています。どうぞご安心ください。

便秘の​治療(ガイドライン推奨薬)

便秘で悩む方の多くが、センナやダイオウ、アロエなどが含まれる市販の「刺激性下剤」を常用されています。
これらは即効性がありますが、毎日使い続けると「腸が刺激に慣れて動かなくなる(耐性)」という副作用があります。
当院では、​2023年改訂のガイドラインに基づき、「痛くなりにくい新しい便秘薬(水分を集める薬など)」を組み合わせながら、刺激性下剤の量を減らし、「自然な排便」ができる状態を目指すためにサポートします。

・具体的な治療薬

辻井はやし内科の「便秘・便通異常外来」画像
​浸透圧下剤(酸化マグネシウム、モビコール、ラクツロース):

便に水分を集めて柔らかくします。クセになりにくく、高齢者や子供でも使いやすい基本薬です。

上皮機能変容薬(アミティーザ、リンゼス):

腸の中に水分を分泌させ、便を柔らかくして移動をスムーズにします。

​胆汁酸トランスポーター阻害薬(グーフィス):

自分の体内の「胆汁酸」を利用して、大腸の動きと水分分泌を促す新しいタイプのお薬です。

​■ 市販の下剤(ピンクの小粒など)が手放せない方へ

「薬をやめたら出なくなるのが怖い」という気持ち、痛いほど分かります。いきなり全部やめる必要はありません。
当院では、「痛くならない新しい薬(水分のお薬)」をベースに追加し、腸を動かしながら、徐々に市販薬の量を減らしていく治療を提案します。
最終的には自分の力で自然に出せるよう、焦らず一緒に便の性状を整えていきましょう。

便秘に対する生活改善3選

​お薬だけに頼らず、以下の生活習慣を整えることが「完治」への近道です。

​① 食事・水分:便の形と硬さを整える

​3食しっかり: 特に朝食は、腸を動かす最大のスイッチ(胃結腸反射)です。
​食物繊維: 野菜、海藻、キノコ、穀物など。便のボリュームを出し、柔らかくします。
​水分1.5L: 水分が不足すると便がカチカチになり、お薬の効果も半減します。こまめに水を飲みましょう。

​② 運動:外から腸を刺激する

​30分の有酸素運動: 軽いウォーキングなどで副交感神経が優位になり、腸の動きが活発になります。
​「の」の字マッサージ: お臍を中心に、お腹を「の」の字に優しくマッサージすることも物理的な刺激として有効です。

​③ トイレ習慣:排便のメカニズムを活かす

​便意を逃さない: 我慢を繰り返すと、直腸のセンサーが鈍くなり便秘が悪化します。
​5分ルール: トイレでスマホや雑誌を見て長居しないこと。
​「考える人」のポーズ: 前かがみ(35度程度)で座ると、直腸と肛門がまっすぐになり、便が出やすくなります。足元に踏み台を置くのも効果的です。

過敏性腸症候群(IBS)について

​〜「通勤電車が怖い」「会議中にお腹が痛くなる」あなたへ〜

​「血液検査や内視鏡検査では異常がないのに、腹痛や便通異常が続く」
「緊張するとお腹が痛くなる」
​このような場合、過敏性腸症候群(IBS)が疑われます。
脳が受けたストレスが自律神経を介して腸に伝わり、腸が過敏に反応してしまう「脳腸相関」が主な原因です。特に20〜50代の働き盛りの世代に多く見られます。

​当院でのIBS治療

​IBSはタイプによって使うべきお薬が全く異なります。当院では以下の薬剤を組み合わせて改善を目指します。

  • 下痢型: 腸の暴走を抑える薬(イリボーなど)
  • ​便秘型: 腸の痛みと便通を同時に改善する薬(リンゼスなど)
  • ​混合型(下痢・便秘): 便の水分量を調節して形を整える薬(コロネル・ポリフルなど)


​また、特定の糖質を控えることでお腹の張りを抑える「低FODMAP(フォドマップ)食」の指導も行っています。

※重要:IBSと診断するために


大腸がんや潰瘍性大腸炎などの「隠れた病気」がないかを確認することが不可欠です。まずは一度、内視鏡検査で現在の腸の状態を確認することをお勧めします。

辻井はやし内科の「便秘・便通異常外来」画像

​便の色がおかしい時(黒い便・血便・白い便)

​便の色は、体の中からの重要なサインです。おかしいと思ったら、流す前にスマホで写真を撮って受診時に見せていただくと、診断の大きな助けになります。

​黒い便(タール便・イカ墨のような便)

胃や十二指腸からの出血が疑われます。血液が胃酸と反応して黒くなります。胃潰瘍や胃がんからの出血の可能性があるため、緊急性が高いです。すぐにご相談ください。
※鉄剤を飲んでいる場合も黒くなることがあります。

​赤い便(鮮血便・赤黒い便)

大腸や肛門からの出血が疑われます。痔のことも多いですが、大腸がん、大腸憩室出血、虚血性腸炎などの可能性があります。

白い便(クリーム色・灰色)

胆汁が腸に流れていないサインです。肝臓や胆嚢の病気(結石やがんなど)や、お子様の場合はロタウイルス感染症が疑われます。

最新の医学で見る「便通異常」の定義

​これまでは単に「便秘」と呼ばれてきましたが、最新の医学(便通異常症診療ガイドライン2023)では、便秘だけでなく下痢や腹痛を含めた「便通異常症」として総合的に捉えるようになりました。

​慢性便秘症

本来出すべき便を十分量、かつ快適に排出できない状態。一般的には「週に3回未満」の排便、または毎日出ていても「強くいきむ」「残便感がある」状態を指します。

​慢性下痢症

ゆるい便や水のような便が長期間(一般に4週間以上)続く状態。
​過敏性腸症候群(IBS): 検査で異常がないのに、便秘や下痢、腹痛を繰り返す状態。

よくあるご質問(Q&A)

  • 毎日便が出ないのは病気ですか?

    回数よりも「質」が重要です。週に3回以上出ており、残便感やお腹の張りがなければ正常範囲です。逆に毎日出ていても、うさぎの糞のようにコロコロして出すのが大変だったり、残便感があるなら治療の対象となります。

  • 下痢と便秘を繰り返すのですが…

    過敏性腸症候群(IBS)の典型的な症状です。ストレスや自律神経が関与していることが多いため、一般的な便秘薬ではなく、腸の調子を整えるお薬(ポリフルや漢方薬など)の調整が必要です。

  • 恥ずかしいのですが、女性医師はいますか?

    申し訳ありません、診察は男性医師(副院長)となりますが、当院には多くの女性患者様が来院されています。看護師(女性)も常にサポートしますので、恥ずかしがらずにご相談ください。「お腹の悩み」は誰もが持っているものです。

  • 血液検査だけで大腸がんはわかりますか?

    残念ながら、血液検査や便潜血検査だけでは、早期の大腸がんを100%見つけることはできません。
    便通異常がある方で、40歳以上で一度も内視鏡を受けたことがない方は、この機会に大腸カメラを受けることを強くお勧めします。

​結びに:姫路で「お腹のトラブル」をゼロにするために

​便秘や下痢は、単なる「体質」ではありません。適切な検査と治療で、驚くほど毎日が快適になります。
姫路市東辻井の「辻󠄀井はやし内科」は、地域のかかりつけ医として、また腸の専門家として、皆様の健康な毎日をサポートします。
「こんなことで受診していいのかな?」と思わず、どんな些細な悩みでも、お気軽にご相談ください。

​この記事の監修者

​林 義貴(辻󠄀井はやし内科 副院長)
日本消化器病学会認定 消化器病専門医 / 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医

姫路医療センター等で、長年多くの便通異常や大腸疾患の診療に向き合ってきました。
「お腹の専門医」として、患者様一人ひとりの症状に深く寄り添い、最新のガイドラインに基づいた適切な診断と、苦痛の少ない精密な治療を迅速に提供します。

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